ギャンブル系映画を見ると、賭けているドキドキ感を体験できます。また、映画では大勝負になることが多く、非日常の刺激的な気分を味わえます。それでは、興奮を味わえるおすすめのカジノ・ギャンブル系映画を紹介します。
ラスベガスをぶっつぶせ(2008)
「ラスベガスをぶっつぶせ」は、MITの天才学生であるジェフ・マーの実体験に基づいて制作され映画です。ブラックジャックで「カードカウンティング」を駆使し、ラスベガスのカジノから報酬を巻き上げようとするストーリーです。
ベンはマサチューセッツ工科大学の学生で、大学院へ行くために学費について悩んでいました。そんなときに、教授に数学の資質を見込まれ、ブラックジャックの攻略法を研究するチームに誘われます。そして、特訓を繰り返し、カジノの本場ラスベガスに乗り込んで勝負に挑戦します。
ブラックジャックで大金を手にする爽快感を味わえます。また、お金で得られるものと得られないものについても考えさせられます。
モリーズ・ゲーム(2017)
「モリーズ・ゲーム」は実話に基づいて、最も有名なギャンブルに関するカジノ映画の一つです。2014年に出版したモリー・ブルームの自叙伝から伝記映画化されました。
モリー・ブルームはオリンピックを期待されていたスキーモーグル元選手です。しかし、選考会で大怪我を負ったため、現役から引退を余儀なくされました。その後、勤め先のボスから誘われ、ポーカーゲームの運営アシスタントをし始めます。そして、26歳の若さでセレブ相手にポーカートーナメントを経営するオーナーになりました。
映画はポーカーのシーンや、それに伴うカジノゲームの解説などもあります。詳しい人はもっと楽しくなり、知らなくてもヒューマン的な物語に共感を持つことができます。
ラッキー・ユー(2007)
世界に冠たるポーカープレイヤーが登場している映画です。
ラスベガスで活躍するポーカープレイヤーのハックは若く優れたギャンブラーです。相手を“読む”ことにかけては天才的な才能を持ちます。そんな彼が初めて出会った“読めない”相手が歌手になる夢を抱いているビリーです。ふたりは正反対の性格ながら惹かれ合います。一方でハックは、迫ったポーカーの世界大会に出場する為に毎日特訓しています。予想の相手とは、伝説的存在で、かつて自分と母を捨てた実の父親、チーバーです。
カード・カウンター(2021)
「カード・カウンター」は孤独なギャンブラーの贖罪と復讐の行方を描いた映画です。
元軍人ウィリアム・テルが、刑務所で「カードカウンティング」と呼ばれるカードゲームの勝率を上げる裏技を学びました。出所後、アメリカ各地のカジノでプロのギャンブラーとして生計を立てています。しかし、ウィリアムの心には大きな暗い秘密が隠れております。ある日、彼は若者と、投資家を見つける手伝いをするためにポーカー大会に参加します。そこで、謎の女性に出会います。これにより、ウィリアムは自らの過去と向き合わざるを得ないです。そして、贖罪の機会が訪れることとなります。
ランナーランナー(2013)
2012年からアメリカで合法化が始まったオンラインカジノを題材にした映画です。タイトルの「ランナーランナー」はポーカー用語です。不利な状況からラスト2枚で勝負を決める逆転の戦略を意味します。
大学生のマイクがポーカーの天才で、学費を稼ぐためにポーカーで学費を稼ぎます。しかし、後ほどの勝負で負け、全財産を失ってしまいます。そして、オンラインカジノ経営者の手伝いをすることになります。
ラウンダーズ(1998)
「ラウンダーズ」はポーカーに賭ける法学生の姿をサスペンスフルなタッチで描いた映画です。タイトルの「ラウンダー」とは、カードゲームで生計を立てている人物を指します。
法学生のマイクはカードゲームの天才で、学費をテキサスホールデムポーカーで稼ぎます。そんなある日、彼は闇カジノに惨敗し、全財産を巻き上げられてしまいます。そして、ギャンブルから足を洗おうとしました。しかし、刑務所から出所した友人に唆され、また闇カジノへ足を踏み入れます。
対戦の緊張感を張る心理ゲームが最大の特徴です。正統派なギャンブル映画に仕上がっています。
007/カジノ・ロワイヤル(2006)
「007/カジノ・ロワイヤル」は人気映画シリーズ「007」の21作目です。また、興行収入はシリーズ最高記録、全世界で5億9420万ドルに達しました。
英国のスパイ、ジェームズ・ボンドは殺しのライセンスである”00″を得たことから始まります。最初の任務は国際テロ組織のネットワークを絶つことです。テロ組織に金を流しているカジノ・ロワイヤルで敵とポーカーの対決をすることになります。まだ若く未熟なジェームズ・ボンドであるため、人間らしさが見られます。
レインマン(1988)
「レインマン」は1988年に制作された映画で、4部門のアカデミー賞を受賞した名作です。
幼い頃から父を憎んでいたチャーリーが、父が他界したことを知り、葬儀へと向かいます。とはいえ、父への想いは薄く、あくまで遺産の300万ドルが目的です。しかし、その遺産は自閉症で施設に入っていた兄へ渡ることとなっていました。現状を知ったチャーリーは、兄を施設から連れ出します。一方、チャーリーは自閉症の兄は数学に関して天才的な才能を持っていることを知り、兄とラスベガスのカジノに向かい大儲けするつもりです。また、ブラックジャックというカジノゲームが登場します。
自閉症でカードを記憶できる兄とカードカウンティングを使い、大勝ちします。長い間接点のなかった2人が、次第に兄弟愛が深まり強い絆が結ばれていく感動のストーリーです。
カジノ(1995)
原作はニコラス・ピレッジのノンフィクション『カジノ』です。また、ほとんどが事実・実話に基づいています。舞台は1970年代、まだマフィアが支配していたラスベガス、カジノをめぐる人間模様を描く大作です。カジノワールドのシステムすらもつぶさに描写します。
天才ギャンブラーエースは、その能力を買われてマフィアが運営するカジノのマネージャーを務めることになります。エースは自身に優れた能力を活かしながら順調に経営していました。しかし、金使いの荒い妻と短気な性格の友人との再会により、彼の人生が段々狂わされていきます。
バグジー(1991)
実在の人物、ベンジャミン・”バグジー”・シーゲルをモデルとして制作した映画です。バグジーは何もない砂漠であったラスベガスにカジノの街をつくりあげたギャングです。また、表題の「バグジー」とは害虫、ばい菌という意味の蔑称です。ゆえに、シーゲル自身はこの渾名を忌み嫌っていました。
バグジーは、縄張りを広げるためにハリウッドへ向かいます。彼は殺し屋として知られています。そこで女優のヴァージニアと恋に落ちます。その後、バグジーは、ラスベガスへやってきて、巨大なカジノ付ホテルを建設しようと考えます。
トゥー・フォー・ザ・マネー(2005)
「トゥー・フォー・ザ・マネー」はスポーツベッティングをテーマにした作品です。2人の絆とギャンブルのスリルを描いています。
ウォルターは、圧倒的な的中率を誇り、スポーツベッティングの情報を扱う大手会社で働いています。彼はプロのアメリカンフットボール選手を目指していたブランドンをスカウトしました。そして、2人は才能を生かしながら、スポーツベッティングでどんどん稼いでいきます。
スティング(1973)
第46回アカデミー賞7部門受賞した傑作の犯罪コメディです。「スティング」は仕掛という意味で、何重も張り巡らされた伏線が最後の結末に生きてきます。
天才詐欺師フッカーは、親同然の師匠が殺されたことで、ギャングに復讐するために伝説的な賭博師ヘンリーと組みます。そして、得意のイカサマで相手組織を追い詰めていきます。また、シカゴに向かう列車で、ポーカーというカジノゲームが登場します。
マーヴェリック(1994)
人気テレビシリーズを映画化した作品です。
ギャンブラーのマーヴェリックは史上最大の船上ポーカー大会に参加するつもりです。そのため、参加費用である2万5,000ドルを集めようとして動いていました。その時、保安官のクーパーと美女ギャンブラーのアナベルと出会い、3人揃ってポーカー大会へ向かいます。しかし、途中で馬車が暴走したり、強盗団にあったりと次々に事故が起こってしまいます。
ルール・オブ・デス カジノの死角(1998)
カジノディーラーにスポットライトを当てた映画です。当初はイギリスで公開されて、話題となりませんでした。しかし、2年後にアメリカで公開されると、話題になりヒット作品になりました。
小説家を目指しているジャックは、長い間売れない日々を過ごしていました。そんなある日、南アフリカに住んでいる父親にディーラーという仕事を紹介されます。ジャックは乗り気でありませんでした。しかし、生活のためにカジノで働くことにしました。そして、出会った女性客により、予想外のことが起こっていくのです。
シェイド(2003)
ポーカーの世界で、凄腕のギャンブラーたちが絶妙な駆け引きを繰り広げるクライムサスペンスです。監督・脚本を務めたダミアン・ニーマンはポーカーでプロ級の腕前を持っています。また、シルヴェスター・スタローンが伝説のギャンブラー役「ドリヴン」を演じます。
舞台はラスベガスです。ベテラン詐欺師のミラーと相棒のティファニーは、以前詐欺グループにいた天才ギャンブラーのヴァーノンに声をかけます。そして、3人はカジノのポーカーでジェニングスという男から大金を奪い取りました。しかし、その金はマフィアのボスへの上納金であったため、ギャングから追われます。
ハイローラー:ストゥー・アンガー物語(2003)
実在した史上最高のテキサスホールデム・プレイヤーと言われ、ストゥー・アンガーを描いた映画です。
ストゥー若いころからギャンブルが好きで、次第に悪い仲間とつるみます。そんな時に、ギャングのヴィンセントから、ポーカーの世界大会で対決するチャンスをもらいます。彼はWSOP(ワールド シリーズ オブ ポーカー)トーナメントで初の3勝を果たしました。その後、ギャンブル依存、薬物乱用、家族関係などにより、波乱の人生を送ります。
ザ・ギャンブラー 熱い賭け(2014)
1974年に制作された「熱い賭け」をリメイクしたクライム映画です。
ジムは、大学教授なのにギャンブル依存症で、負けを重ねてマフィアに多額の借金をしてしまいます。また、彼は返済するために、母親からもらったお金もギャンブルに使ってしまいます。返済ができないので、命を狙われるジムは、人生を賭けた勝負を挑むことになります。
カジノハウス(2017)
「カジノハウス」は細かいツッコミどころ満載したコメディ映画です。
スコットとケイトの大切な娘アレックスは第一志望の大学に合格しました。しかし、奨学金の予算が削られたため、学費が払えなくなってしまいました。そして、娘のためにお金を用意しようと奮闘しますが、うまくいかないです。そんなある日、友人フランクの一言で、夫婦は違法カジノを主催することになります。