アバンとアディの原題
「アバンとアディ」は、中国語の原題が「富都青年」となります。プドゥ(富都)に生きる若者の物語で、身分証のないふたりが主人公になっています。富と付く土地で、リッチなイメージがあります。だが、そこで働くマージナルマンは真逆です。
アバンとアディの受賞
国際映画祭「沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」でコンペティション部門観客賞、主演俳優賞、審査員賞を受賞しました。
また、台北で行われた中華圏最大の映画賞、第60回金馬賞授賞式で主演のウー・カンレン(呉慷仁)が主演男優賞を獲得しました。
アバンとアディの反響
2023年12月1日、台湾で公開され、公開3日間で興行収入約1500万台湾元(約7000万円)を記録しました。また、台湾で公開されたマレーシア映画として歴代1位の成績となっています。
アバンとアディのあらすじ
マレーシアのプドゥという街が舞台。マレーシア生まれだが、身分証明書を持っていないために、パスポートや銀行口座さえも作れない兄アバンと弟アディの物語です。
アバンは口がきけない障害を抱え、思わぬ事件に巻き込まれます。そして、ふたりは窮地に立たされていくストーリーとなります。マレーシアの状況を反映し、社会問題、人文学、道徳に焦点を当てる作品です。